広瀬けいすけ事務所TOP > 広瀬けいすけ図鑑

 

 
萱島駅であいさつを返してくれるある女子高生がいました。その方とは高校時代も、進学、就職後も、ほとんど 言葉は交わしたことはありませんでしたが、駅前でいつもニコっときれいな笑顔を返してくれていました。
いつしか月日がたち、彼女から駅頭で結婚のうれしい報告を聞きました。同時に披露宴への招待をいただき、よろこんで出席させていただきました。
また、なんと代表してスピーチまでさせていただきました。
なぜかこの時のスピーチが議員としての、これまでの、どのスピーチよりも緊張しました。・・駅前の「一瞬のお付き合いですが、何年もの長 い」お付き合いという不思議な関係です。ほんとうにうれしい体験でした。
 
以前、香里園の駅頭で女性から「小説に使っても良いですか?」と声をかけていただきました。「もちろん良いですよ。どんな悪役にでも使って下さい(笑)」と気楽に 返事をしました。その後、その女性から「その小説で 賞をいただきました」とお礼と報告をいただきました。
その時も、「学校の賞か何かだろう」と勝手に判断して 「良かったですね」とお互いに笑顔を交わしただけ でした。数ヶ月後、読売新聞の文芸欄に囲みのコラム記事が出たのを見て、はじめてそれが「大きな賞」で、きちんとした文芸小説だったんだと気付きました。
モチーフとはいえ 、「自分が小説に登場する」というめったにない本当に貴重な体験をさせていただき、ドキドキしながら読ませていただきました。
ある朝、小学生の高学年の女の子とお母さんが来られ、「娘が広瀬さんにどうしてもお礼が言いたいというので、車で連れてきました」とご挨拶をいただきました。話を聞くと、小学校1年生のころ、電車での1人での通学や学校生活に馴染めない時期があったそうです。
その時に、 駅前で大きな声であいさつしている私の姿に面白さを感じ、その時期を乗り切ることが出来たとのことでした。最近、転居をした彼女は、最後に会えずに転居したこと を気にして、その朝お母さんに頼んでわざわざ会いに来てくれたのでした。毎日、彼女から力をいただいていたのは私の方でした。
先日も、OLさんが大きな荷物をもって駅に来られて、改札の手前で忘れものに気づいたのかあたりを見回して私に...「すみませ ん。すぐに戻るので荷物預かっておいてもらえますか?」と荷物を おいてダッシュ残されたスーツケースを横に置きながら考えま す。「ほとんど話したこともない人に普通預けないよね。これは信用 されてるということだよね」と考えるとジワっとうれしくなります。
 
転居される方や、定年を迎えられる方から、「○○にいきます。 さみしくなります」、「今月で定年なので、駅は使わなくなると思う けど、頑張って」と声をかけていただくことがあります。正確には お互いに言葉を交わしたこともなく、朝の「一瞬のお付き合い です。ですが、私もさみしい気持ちになるのは不思議です。そうして お別れした方のなかには、数年後に「寝屋川に戻ってきました」 と懐かしい顔を見せていただく方も少なくありません。「不思議 な関係」です。
 
「広瀬さんが28歳の時から知ってるよ」と言っていただくことがあります。時には、28歳の時に使っていた写真入りの古い名刺を財布から出して「ほら」と見せてくれる方もおられます。自己紹介すらしたことはありませんが、「16年以上」のお付き合いとい うことになります。「広瀬けいすけ28才」というセリフを知っている方は「かなりの常連さん」です。